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琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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こんばんは!3日連続で日記を更新してみました,J・Bです!
日付が変わったところですが,立研ではまだまだみんな頑張っています!!

まずは院部屋の様子から伺ってみましょう!

論文を要約し,英語でレジュメとパワーポイントを作っているライスボール塩見氏.
11月も中頃というのに,夏と全くコスチュームが変わっていません.おまけに扇風機までつけています・・・

そして隣の学生部屋では・・・

ゼミの準備を進めるフカガワ君と進藤(とっつぁん)君.フカガワ君のパワポはJ・Bが,進藤君にはマグロの兄ちゃんとよしおが指導に当たっています!

そして実験室では・・・

卒論生の斎藤君と進藤(大佐)君がそれぞれサンプルの処理に悪戦苦闘しているようです.
J・Bはフカガワ君の指導をしつつ,実験準備室で爆音でAC/DCを聴きながら顕微鏡にかじりついて組織切片を観察しています.

立研の夜はアツいぜ!!
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こんにちは!昨日に引き続きJ・Bです.

今日は3年生の鮫島君と沖縄市の泡瀬漁港に行ってきました.
鮫島君は,新しくチーム市場に加入したメンバーで,卒論のテーマとしてホウライヒメジを研究する予定で,本日はじめてのサンプリングとなりました.

市場では,馴染みの仲買さんにお願いしてホウライヒメジをピックアップしていただき,比較的小ぶりな4個体をゲットしました.そうそう,今日は月曜日でセリに並ぶ魚も多く,仲買さんも忙しそうだったので,競り落とされた魚をトロ箱に入れる作業を手伝っていたら,ホウライヒメジただで頂いちゃいました!サンプリング初日にして中々のラッキーです★

その後,今日のお昼ご飯にと,小ぶりなギンガメアジ属魚類を一匹買って帰りました.
こちらが,そのCaranxを魚類検索で同定している様子です.

そう,こいつはカスミアジでした.幼魚の特徴として胸鰭が黄色くなることが印象的です.

その後,実験室に行き,魚を捌く手順を覚えてもらい,本日のサンプル4個体を捌きました.

ヒメジは耳石が小さく,砕けやすいことと,生殖腺がとても小さいことが難点ですが,見た目もきれいだし,個人的には非常に興味がある魚です.ホウライヒメジを含むウミヒゴイ属Parupeneusは,小型の魚類や甲殻類を捕食しており,食性の解析も面白そうです.ホウライに加えてオジサンもできたらいいなあ~


そして,お昼には先ほどのカスミアジと先に捌き終わったホウライヒメジ(写真下)をお刺身にしていただきました.
ホウライヒメジは少し癖があるものの,身に甘味があっておいしかったです.これからの立研の食を支えていく魚として大いに期待できるでしょう(笑).カスミアジの方は,小型だったため脂は全く乗っていませんでしたが,食感が良く,身もきれいでなかなか高評価!やっぱり市場で買ってきたイマイユ(鮮魚)はいいもんですね!
これからも後輩のサポートをしつつ,市場に通って仕入れをしてこよう,と心に決めたJ・Bでした★

ではまた!

こんにちは!J・Bです.
ここ数日晴天に恵まれ,洗濯,海,ビール日和な日が続いている沖縄ですが,皆様いかがお過ごしでしょうか?
さて,我らが立原研究室には,10月から本格的に3年生が加入してきて,各々の研究を始めようか,というところなんですが,3年生の皆さんは第一関門「論文紹介ゼミ」に悪戦苦闘しているようです.
今週発表するのはフカガワ君,進藤²君ですが,二人ともレジュメにかなり手こずっているようです.

写真は,フカガワ君のレジュメをどう直していいか困惑するエダ先輩.頭がフットーしています・・・
エダ先輩は,ここのところ投稿論文も書いてるみたいだし,ごらんのように後輩の指導にも熱心です.

これからの時期,B4生は卒論,M2は修論のまとめへと突き進んでいくわけですが,M1にばっかり後輩の指導を任せっぱなしじゃいけませんね・・・
自分のこともやりつつ後輩の指導もせねば,と痛感したJ・Bでした.
クロコハゼのことを書いたとたん,コメントがたくさん!
やっぱりみんな注目していたんだなぁと実感したミミズハゼです.

↓ゼミのレジュメを熟考している2人



後学期が始まり,3年生が研究室に加入してきました.

上の写真,立研を卒業していった人であれば誰もが経験したことがあるでしょう.
研究室の代表的な風景です.

3年生は,生物学ゼミナールⅠで論文紹介をします.
英語の論文を訳し,レジュメを作成して,パワーポイントで発表するという形式ですが.
これがなかなか大変です.最初の関門と言ってもいいでしょう.

先輩や先生に添削してもらいながらレジュメを作っていきますが,なかなかOKがもらえなくて苦しみます.
写真の2人もかれこれ数時間悩み続けています.

こうして,卒論生も院生も大きく成長していくんですね.

立研では,ゼミ中に発表者が倒れるという珍事が起きたことも...

体が弱い人は気をつけましょう.
今年,我らの研究室からは,水産,魚類学会ともに3人ずつ(重複あり)発表しました.

僕は,魚類学会に出場しました.

J. B.氏の日記にもあるように,水産学会中の一件で「はい,どんどん!じゃんじゃん!」というかけ声を聞くと,エダゴンベ氏の体が震えだし,J. B.氏に至っては吐き気を催すようになったようですが,魚類学会中にそのような珍事が起こることはなく,九州大学の方々と交流したり,懐かしの先輩方と再開したりと,なかなか充実していたように思います.

↓質疑に答えるエダゴンベ氏



珍事があったとすればこれでしょうか↓



自分で言うのもなんですが,ハゼ組2人の発表はなかなか好評でした.僕の発表は,データが少なく,苦しい解釈がありましたが,終わった後に海洋大OBの方々と話し,非常に勇気づけられました.自分の研究の必要性を感じることができた気がしました.


さて,今回の学会で,最も注目を集めたのは,やはり?クロコハゼの発表でしょう.

この違いで属が変わるのか...と戸惑うところもありましたが,非常にわかりやすい発表で感動しました.

発表によれば,クロコハゼ属は,国内にクロコハゼと未報告種の2種がいるとのことでした.
早速手持ちの標本を数個体調べてみました.


すると,なんと2種が混じっていることが判明しました.

これまでもクロコハゼは,種が不確定で国内に何種かいると言われていました.
違うとしたらこれとこれかなぁとは思っていましたが,明確に区別できないため,1種だと信じていました.

まさか両方含まれているなんて...

網羅的な調査を行ったわけではありませんが,某河川での採集場所から判断して,発表にもあったように未報告種が汽水域の上流部のみに,クロコハゼが汽水域に全体に生息しているようです.

実を言うと,クロコハゼは,僕が最初に手がけた種であり,幸か不幸か今に至る原点となった魚です.

今回の発表から推測すると,以前学会で報告した内容(近藤ら,2004)に誤りがあるようなので,とりあえずこの場で訂正します.

明仁(2000)によれば,クロコハゼの雄の第1背鰭には黒斑があり,雌にはないとのことでしたが,我々は,黒斑が雌雄の差ではなく,成長して大きくなると黒斑が消えると報告しました.

しかし,どうやらこれも誤りで,黒斑の有無は,種の違いのようです.
ということは,黒斑のない種の方がより大型になるということでしょう.

よくよく振り返れば,この2種は産卵生態にもいくつか違いが見られるような気がします.


そして,以前飼育したのはどちらだろうとスケッチを見返してみました.

この2種は背鰭,臀鰭軟条の数が違うので,鰭条が定数に達していれば小さくても見分けられるはず.

ところが,僕のスケッチは,成長していくにつれ,鰭条が増えたり減ったり...

最初に書いたスケッチだということで許してもらいたいところです.が,スケッチはやり直すべきですね


来年の産卵期になったら,両種の初期形態に違いがあるかどうか,できれば行動についても詳細に調べたいと思います. (ミミズハゼ)


↓野外で撮った写真ではなかなか判断が難しい.あなたはどっち!?
こんにちは,すっかり日記から遠ざかってしまったJ・Bです.修士のテーマはコチですが,ジューマーボーイを貫きたいと思います・・・目下,ジューマーの論文を再投稿に向け準備中です.

さてさて,本日は,10月頭に盛岡で開催された水産学会での出来事を報告したいと思います.すっかり遅くなってしまいまして申し訳ないです・・・

去年,おととしと魚類学会に参加したJ・Bですが,これから水産業に携わっていくことだしいい機会だと思い,今回は水産学会に参加することになりました.(会場が盛岡だったのがかなり大きいのですが・・・それは内緒)
今回の発表テーマは「沖縄島におけるミナミマゴチ(仮称)の年齢と成長」です.修論もまとめの時期に入ってきていることですし,ここらで研究内容をいったんまとめておくのもよかろう,ということでコチで発表することにしました.

今回水産学会に参加することになったのは,わたくしJ・Bをはじめ,ドクターの上原さん,M1のエダゴンベの3名で,9月29日に沖縄を発ち,東京から夜行バスで盛岡へと向かいました.
30日はレンタカーを借りて,有名なリアス式海岸や浄土ヶ浜を見てまわり,岩手県立水産科学博物館を見学して,夜は盛岡三大麺の先鋒,「じゃじゃ麺」と対戦いたしました.じゃじゃ麺は,うすっぺらいうどんのような麺にみそだれをかけ,激しく混ぜ合わせていただきます.あまりお行儀のよろしい食べ物ではなさそうですが,ワイルドさがこの麺の売り.みんな美味しく頂きました.

1日は発表初日.それぞれに興味のある分野の発表を聞きつつ,翌日の自分たちの発表へのモチベーションを高めてゆきます.魚類学会よりも,各地の水産試験場や企業から参加している方が多く,お話を色々と聞くことができ,興味深かったです.水産関係の仕事に興味があったものの,自分はまだまだ沖縄の水産業について知らないことだらけで,これからもどんどん勉強していかねば,と思いました.
そして,この日のお昼は三大麺・次峰「盛岡冷麺」です!
こいつは美味かった!卵豆腐のたれのような味付けの汁にまるでゴムのような歯ごたえのある麺.トッピングに胡瓜のぬか漬け,ゆで卵,チャーシュー,そして梨が乗っています.こちらもみんな美味しく頂きました.

そして我々3人の発表日である学会2日目,午前の発表が終わり,昼飯時に事件はおきました.
この日の昼飯は,三大麺最後の砦,「わんこそば」です.あの時はまさかあんなことになるなんて・・・

こちらがその模様です.
端的に言って,わんこそばは食事ではありません.言うならばエンターテイメント,もしくは新手のSMプレイでしょうか・・・
はじめは快調にお代りをしていた一同ですが,一人,また一人と戦線を離脱していき,最後に残ったJ・Bが,この鬼神のごとき給仕さんとサシで戦っておりました・
「はい,どんどん! じゃんじゃん!」
猛烈な速さでJ・Bの椀にそばを盛る給仕.途中から僕は悪魔に取り付かれている気分になりました.あまりの速さに椀に入れ損ねたそばがJ・Bに降ってくるほどの集中砲火です.
結局,100杯でやめようと思っていたのにやめさせてもらえず,117杯目で噴死を遂げたJ・Bでした・・・

もうわんこそばはこりごりです.


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