琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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↓まえだけん氏撮影
久々の日記,振り返れば7月7日ぶりです.燕ボコボコさんのご指摘が否めないミミズハゼです.西表に行くことが決まったとき,今回の魚類学会は,もう間に合わないと真剣に思いましたが,無事に終えることができてホッとしました. 今回,僕は,ヨシノボリについて発表しました.僕がヨシノボリをやろうと思ったのは,“ヨシノボリの仔魚は,本当に見分けられないのか?”という疑問と,なにより,“沖縄の両側回遊性ヨシノボリは,浮遊期が違う?”説をもう一度検証するためでした.これらの問題を明らかにするためには,3種を同時に,しかもほとんど同じ条件下で飼育することが重要です.そして,それができる(そんなことやろうと考える)のは,自分しかいないと我が身を奮い立たせたのが事の発端でした.愛媛に行くならヨシノボリしかないとも思っていましたが・・・. まず,最初の疑問について,やはり,野外で採集したヨシノボリ属仔魚を種レベルまで落とすのは難しそうです.が,種間で若干の違いが見られることが明らかになりました.この違いが普遍的なものであるならば,彼らの初期生活史戦略を明らかにする大きな手がかりになると思っています. そして,2つ目の疑問について,やはり,ヨシノボリの浮遊期は,沖縄においてもあまり大きな違いは見られないのでしょう.ですが,こんなことを考察(妄想)してみます. ヨシノボリの仔魚は,かなりの大食い(?)なので,小さな容器で飼育すると餌がないという状況になりやすい.それでも,ヨシノボリの仔魚は,なかなか死なず,餌が少ない条件下で成長を遅らせて生きていることができる.その結果,浮遊期が倍近く伸びてしまうことがある・・・のかも.ちなみに,野外において,ヨシノボリの浮遊期は,結構ばらつくらしいです.何か関係があるのでしょうか? 遡上実験の装置は,私とひろし,よしおの3人で考案しました.文殊の知恵ですね.S瀬さんにも評価していただいて光栄です. 最後に,この研究は,ワムシっ子クラブにしかできません.君も入部しないか PR
こんにちはJ・Bです。今回の日記は、先日愛媛でおこなわれた魚類学会のレポートをしたいと思います。
今回の学会には研究室からOBを含め9名が参加し、皆口頭やポスター発表をしました。また、先生もアユのシンポジウムで発表をなさっていました。僕も拙いながら口頭発表をさせていただきました。 (↑会場となった愛媛大学城北キャンパス入り口にて) 今回の学会では、「沖縄島におけるヒトスジタマガシラの性転換」というタイトルで発表したのですが、発表時間も遅く、こんなマイナーで人気のなさそうな魚の発表なので、誰も聞きに来てくれないだろうと思っていたのですが、意外と多くの人が聞きに来てくださって、発表が終わった後には、「面白かったよ」と声をかけてくださる方もいて、研究に対するモチベーションが非常に高まりました。 (↑会場前にてハゼの大親分と) また、初日の発表終了後におこなわれた懇親会では、当研究室HPとリンクしていただいている高知大学ジャコ研の学生さん達に声をかけて頂き、研究室間の親睦を深めました。最初呼び止められたときは、 「ジューマーさんですよね?」 といきなり言われたのでちょっとびっくりしましたが、いつも拝読させていただいているジャコ研日記のやぎさんだ、と気付き、何だか芸能人と会っているような気分でお話させていただきました。 その後、何度かジャコ研の方と一緒に飲む機会があり、研究やいろいろな話をしたのですが、分野こそ違うものの、同じ魚類学を志す仲間(先輩)を得た気がして、とても心強く感じました。また、僕の研究に対する姿勢などにもいろいろと助言を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 (↑松山城のロープウェイ乗り場の前にて) 学会の合間には、みんなで高知城や道後温泉にも行ってきました。高知城から見る眺めはなかなかよく、瀬戸内の美味しそうな(?)海を見渡すことができました。 (↑水辺とあらばすぐに集まる奇妙な集団) 松山城を見学した後はみんなで道後温泉に行き、足湯に浸かりました。その後、僕とネズミ男先輩と本部長と道後温泉本館でサッパリし、その後の懇親会で美味しく地ビールを頂きました。 それにしても、今回の学会は多くの方と知り合え、多くの魚を食い、多くの酒を飲み、実に実りの多いものになりました。さて、モチベーションも上がったことだし、仕事頑張るぞ~☆ミ
こんにちはJ・Bです!
今日は研究室OBのね●み男先輩と,沖縄市某所で投網サンプリングに行ってきました. 今回のサンプリングでは,修論の研究対象であるコチと卒論で研究したジューマーの小型個体を採集することが目的でした.このあたりはいつもお世話になっている刺し網の漁師さんがよく操業しているところで,小さめのコチもよくここで獲れています. さらに,こないだここにサンプリングに来たとき,今まで獲った事の無いサイズのジューマーが獲れたのです!! こんなサイズは卒論の研究中には採集できませんでした.ところで何で今更卒論の研究対象だったジューマーを獲ってるかって?それはヒミツです☆ 今回のサンプリングでは結局ジューマーもコチも獲れませんでしたが,今までに獲った事の無い魚種が沢山(石川さんの)網にかかりました.岩場が多少あったせいか,スズメダイの類やクロハギも獲れていまいした.他にもヨメヒメジやボラ,コボラ,クロサギ属など,いろんな魚が獲れていました.ボクはまだまだ修行が足りないようで,たいした数も獲れず,残念でした・・・ 次回はジューマー&コチが獲れるようにまた頑張ろうと思います!! |
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