琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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こんにちは、J・Bです!先日、研究室OBのネズミ男先輩と泡瀬に投網サンプリングに行ってきました。

コチとジューマーのチビを集めるためにおこなっているこの投網サンプリングですが、毎回コチとジューマー以外の魚がたくさん入ります。その多くを占めるのが、ドロクイ、リュウキュウドロクイ、サッパといったニシン科の小魚、クロサギ属、シマヒイラギ、セイタカヒイラギなどの銀色の小魚です。そのほかにもヨメヒメジやニセクロホシフエダイ、オキフエダイ、時にはハタタテダイなんかが入ることもあります。こららのバイキャッチたちは、全て持ち帰ることもありますが、あまりにも沢山入ってしまったときにはリリースしてきています。
今回の採集では体長10 cm前後のドロクイ属若魚が沢山採れました。いつもなら、同定後固定してしまうこれらのサンプルですが、先月の魚類学会で入手した「水産加工技術」という本を参考に、干物作りにチャレンジしてみました!

干物作りは、まず魚を洗い、鱗と内臓を取り除き、腹開きにすることから始まります。この作業が実に面倒くさい!!今回は一人で悪戦苦闘しているJ・Bを見た先生が手伝ってくださったおかげで速やかにこの行程を終えることができました。
次に、これらの魚を塩水に漬けます。比較的大きな干物を作るときは塩を振ってもよいのですが、今回のように小さな魚の場合、味にムラが出てしまいそうだったので塩水に漬けることにしました。このとき用いる塩水は、海水程度の濃度にすることが多いようですが、沖縄は気温および湿度が高いことを加味して、濃い目の塩水に漬けることにしました。
1時間弱塩水に漬けた後、水気を切って串に刺して乾燥させます。今回はすでに日が傾いていたので扇風機で乾燥させることにしました。扇風機の前に魚をセットし、一晩経つと・・・
(↑ こちらが完成した干物です)

このような具合になりました!!見事干物作り成功です!写真にはドロクイの他にオキフエダイも写っています。完成した干物をすぐさま火であぶって試食してみました。


干す前は生臭かったのですが、干しあがるとそんな臭いは消え失せていました。そして、それらを火であぶると・・・
とってもいい匂いがしてきます!!しばらく弱火で加熱し、表面に少し焦げ目がついたところで火を止め、食べてみました。
                         「うまい!」
こいつはイケます!!塩をきつめにしたのでしょっぱいのですが、酒のつまみにぴったりです!
みんなで干物をかじり、今後は何で干物を作ろうか、と議論しながら、やはり魚(肴)の研究というのは食べてこそ完結するのだと痛感したJ・Bでした☆ミ

コメント
無題
魚は味まで確認して初めて研究が完結する。内田恵太郎先生もそう仰っていたそうです。内田門下の曾孫弟子らしい発言でよろしい。諸喜田研究室では、年に1度、供養会と称して各自の研究テーマとしている生物を試食していました。今の学生のテーマで食べたくないもの・・・クモハゼの空揚げ?乾燥ゴマハゼのふりかけ?ソードテールの串焼き?リボンスズメダイの一夜干し?カワアナゴやキバラヨシノボリは、きっと美味しいはず。ミミズハゼの佃煮もいけそうな気がします。
【2008/10/29 12:01】 NAME[燕の干物] WEBLINK[] EDIT[]


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