琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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こんにちは ほりべです.


突然ですが,魚類の生活史の研究のなかで,再生産の重要なキーとなる「成熟」の解析は必要不可欠なものです.今日はその作業をザックリと紹介したいと思います.



採集した魚から生殖腺 (つまり,卵巣と精巣です) を取り出して,ホルマリン等で固定した後...





様々な処理を経て,こんな感じのカセットにパラフィンで固めます.
うっすらとクリーム色に見えるのが固められた生殖腺.このカセットにするまで,結構な時間を要します.




次に,これらのカセットをミクロトームという機械を使って5~10 µmほどの極薄の薄層切片をつくります.



そして,この切片を約40℃のお湯に浮かべて,スライドガラスですくい取ります.




それらをヒーターの上で1日にほど乾燥させて...




生殖腺の細胞組織を染色 (ヘマトキシリン・エオシン二重染色) .様々な薬品に一定の時間サンプルを浸します.生殖腺の成熟度合いによって,染まり方が異なるので,成熟段階を判断することができます.
いっぽ君が買ってきてくれたキッチンタイマーが無駄にカワイイ 笑





染色された生殖腺切片.これを光学顕微鏡で観察してみると...





こんな感じ.これはリュウキュウアユの卵細胞の組織切片写真.
油球や卵黄球,核が見えますね.立原研究室はフィールドで魚獲ってるだけじゃなくて,こんな細かい仕事もやってるんですよ!


はい,以上,魚の生殖腺の解析とはなんぞや! というお話でした.



ほりべ



コメント
無題
Hべぇの簡単組織講座、次は簡単年齢査定・耳石編をお願いします。生殖腺や耳石の処理はためてしまうと大変です、こまめに処理しましょう。と言っても毎年、卒論・修論の中間発表前に集中してしまうのは何故でしょう・・・。
【2015/10/28 09:08】 NAME[久しぶりの燕] WEBLINK[] EDIT[]


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