琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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以下の論文が出ました。
Nozomi Yamasaki, Masashi Kondo, Ken Maeda, Katsunori Tachihara. Reproductive biology of three amphidromous gobies, Sicyopterus japonicus, Awaous melanocephalus, and Stenogobius sp., on Okinawa Island. Cybium 35(4): 345-359 (2011). ボウズハゼ、クロミナミハゼ、タネカワハゼの成熟、産卵習性、卵と仔魚の形態、流下仔魚の出現などについて書きました。流下仔魚は他の種もいろいろ登場します。 これはボウズハゼの卵塊(黒いのはフネアマガイ)。 たくさんの卵が房状に産み付けられた、独特の形状です。 ボウズハゼの卵を初めて見たのはずいぶん前のことです。 H先輩が採ってきてくれたのですが、当時はテンジクカワアナゴの卵と信じていました。 本土のカワアナゴは卵を単層に産むという報告がありましたし、また卵の形もちょっと違うので、なんか変だな、と思ってはいましたが、、、。 それがボウズハゼの卵塊だったと気付いたのはだいぶ後のことです。 両者の卵がたくさん見つかるようになると、テンジクカワアナゴの卵は本当は単層に産み付けられ、房状なのはボウズハゼの卵塊だと分かりました。 これはクロミナミハゼ。ぶあつい上くちびるが特徴です。 こちらはタネカワハゼ。 今回の論文では、小卵タイプの流下仔魚も同定しています。 以前流下仔魚の調査をした時には、これの同定は無理だと思っていました。 今回の論文はそんな流下仔魚を同定し、検索まで掲載した力作です。 PDF希望の方は連絡ください。 同じ号にあと2つの論文があるので、今度紹介します。 まえだけん PR
無題
小型卵を産むハゼ…魚道を何やら小さな仔魚が流下しているのに気づいたのは、琉大に赴任した1994年のことでした。甲殻類の流下幼生を採るため、魚道に仕掛けたネットに1mmちょっとの生物らしい破片状のものが入りました。顕微鏡で見ると筋節が!えっ!これって魚?!が始まりでした。MK君⇒MZさん⇒YMさん=とうとう同定可能に!ボウズハゼの卵を取り違えたり、発育段階の差か、種の違いかで混乱したり、色々ありました。小型卵を産むもので、もうひとつ気になっているのがユゴイ類です。浮遊卵としては極小の0.6mm!これも再チャレンジしなくてはなりません。
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