琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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早くも隔月連載になりかけているこのシリーズ.全国の読者(笑)の熱いご要望に応えるべく,重い腰を上げて更新再開です.
この数字は何を意味するのでしょう...コボラ-7 ,ボラ- ,セスジ- ,タイメナ(タイワンメナダ)- ,察しの良い読者の方はもうお気づきかと思いますが,各種の今月のサンプリング状況です.6月も3分の1以上を消化 (当時) してなおこの数字はやばい,やばすぎるうぅぅ言い訳をさせていただくと,今月はほんとに雨続きで,加えて愛車も色々不調続きで云々...とにかく極限まで追いつめられたため,後輩の車を駆使して豪雨の市場&フィールドを敢行してきました. AM3:45 内地の漁港並みの早起きを強いられる一発目は沖縄最大級の某漁港.沖縄島以外の魚も多く,海人から直接漁場のデータなどが教えてもらえないこともあって,これまではあまり通っていなかったのですが,今月ばかりはそんな贅沢も言っていられません. 最近はメバチが多め いつも通りマグロ類がたくさん揚がっています. マグロって航空機やレーシングカーに通じる美しさがありますよね"うししび"ことクロマグロも9本揚がっていました.某港に行く度に思うのですが,毎日あの量を水揚げして本当に大丈夫なのか... そこにクロハギの姿は無いのであった後ろ姿は完全に漁業関係者なさおり.頼もしいですね.
シモコシキジマ,恥ずかしながら初見では読めませんでした.なんだか不思議な色合いのタカサゴがいるなと思ったら,鹿児島県下甑(しもこしき)島産でした.写真では伝わりにくいですが,オリーブ色っぽいといいますか,とにかく得も言われぬ体色です.鹿児島からくるタカサゴはみんな大型ですが,商品価値が高いものを選んで送っているからなのか,それとももともと大型の個体が多いのか,どっちなのでしょうか. お目当ての"雑魚"たちの水揚げは少なかった...写真はオオヒメ(だよね?)あとは大体オオヒメやアオダイといった”マチ”類ばかり.せっかくなので何か変わったのが揚がっていないかじっくり見ていると... 黄色いぞ...でも種類は判らないオオヒメに混じって黄色っぽい種類がいました.最初はキマダラヒメダイかと思いましたが,ちゃんと同定してみるとキンメヒメダイという種類らしいです(初めて知った). 上がオオヒメ,下がキンメヒメダイ.同定ポイントは虹彩の色(オオヒメは黒,キンメヒメダイは金色)や頭部背面の黄色い虫食い模様の有無だそう.ちょっとずつこの辺の魚も覚えねばいけませんね. 朝の58をぶっ飛ばす後輩(もちろん法定速度内です).
気持ちを切り替え次です,次
セイタカヒイラギ,ハマフエフキ,ホシミゾイサキ,イトヒキサギ,ゴマアイゴなどなど
うーん(知ってた)
夜が明けました.この時点でまだAM5:50
まだ魚が揚がるかもしれないとのことだったので,マグロの水揚げを眺めながら待っていましたが,結局ボラもクロハギも揚がらず.
露骨にがっかりする僕を見て,市場の方が"ボラが揚がったら連絡するさ~"と電話場号を交換してくれました.グラッツェ!今後に期待です.
諦めて次です
ここに来るまでの写真が無いのは僕が車内で爆睡していたから.ほんとにゴメンナサイ
さ,3列...
大きなマダラトビエイが解体されていました.どうやって食べるのでしょうか.
ここにもイトヒキサギがいました.
”げんなー”と”ひらーぐるくん"
ここにも結局お目当ての魚はおらず,もう1港も顔を出してみましたが,そもそも水揚げがゼロ!
合計4漁港12時間の旅をしましたが残念な結果に終わりました.
~次回予告~
朝から鳴り響く携帯電話,海人からの意味深な伝言! 漁港編パート2へと続くぅぅ
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