琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 無事、第1回目のクロマグロ漁より戻りました。岬です。 今年は出だしからいいですね。 操業12回でクロマグロ12本、キハダ110本を獲ってきました。 なかなかいい漁です。 クロマグロは去年に比べて小ぶりですが、大物より空輸しやすいので、漁師にとっては小さいのがたくさん獲れるほうが助かります。 加えてこのキハダ、たった1航海で去年の倍の漁獲です。 しかも、全て30kg以上の正真正銘のキハダマグロ。 中には165cmFL、84.8kgなんて大物も・・・。 しかし、クロマグロ漁期の終わりにとれるのが普通のキハダがこんな早くから大量に獲れるなんてなんだか不吉な気もします。 次の航海ではぱったりなにも獲れなくなったりしないといいんですが・・・。 それはそうと、今回はすこし珍しい魚が獲れました。 まずはこちら 213cmTLのテンガイハタです。 こんなのが獲れるとワイドショーなんかで深海に異変が起きているだか、巨大地震がくる前触れだとか騒ぎそうですが、マグロ延縄ではたまーに獲れます。普通です。 他にもアカナマダやサケガシラなんかも獲れます。 不思議なことに、この仲間は解剖してみると全て成熟した産卵直前の卵を保持しています。 普段は延縄が設置されている水深よりもっと深いところで生活していると言われていますが、産卵はもっと浅いところで夜間ひっそり行っているかもしれませんね。なぞだらけの魚です。 あと、今回もっとも僕を驚かせてくれたのがこちら わかりますでしょうか・・・。 ミズウオの胃内容物からでてきました。 一見みただけだと何がなんだかわかりませんが、よーく見てみると 左の細長い魚が右の黒くて小さい魚に食われています。 マジです。 ちゃんと右の魚の腹膜に頭だけが包まれていました。 タチモドキ属とおそらくクロボウズギス科の何かだと思われますが、なんというか・・・。 どう考えても、無理だろオイ!!と、ツッコミたくなる風景です。 軽く3倍近い体長差ですよね。 そうとう腹へってたんでしょうか、ミズウオに食われて両者パニックになったのでしょうか。 とにもかくにも深海のおぞましい食事風景を垣間見た気がします。 まだまだ人の知らない世界が広がっていそうですね。 次航は明後日月曜日出発。 またまた面白い日記が書けるようにネタ集め頑張ってきます。 山内 PR
無題
大漁おめでとう!最近、びっくりする調査結果を持ち帰る学生がいなかったので、久しぶりにワクワクしますね。このマトリーショカ状態の魚たち…大本のミズウオを入れて写真撮りたかったですね。お土産のマルバラシマガツオの標本写真は撮っておきました。今朝、再出港するとのこと、今頃は沖縄の南海上をひた走っていることと思います。梅雨の最盛期に入る6月、雨が続くかもしれませんが、引き続き好漁であることを祈ります。なによりも安全第一、豊漁第二、データ第三で頑張ってください。次の入港を楽しみにしています。
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