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琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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沖縄市の東門市長が泡瀬の第1期工事を容認してしまいました。
残念なことです。
第2期工事はなんとか中止してほしいものです。

そんなわけで、去年の写真ですが、トカゲハゼです。漫湖で望遠鏡を使って撮りました。
去年、突然漫湖でトカゲハゼが発見され、複数個体いたので、定着を期待していましたが、最近は見られなくなったようです。
トカゲハゼは大浦湾でも見つかっていますが、少なくとも大浦川にはもういなくなりました。
昔は他にもいたはずですが、今やトカゲハゼが安定して住める環境は中城湾にしかないのでしょう。
大切にしなければなりません。

まえだけん ☆ミ
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再びまえだけんです。
今日もすごい写真を紹介します。
これはテンジクカワアナゴと同属のチチブモドキの腹部です。
肛門から出ようとしているのは、トウガタカワニナという巻貝。
立原先生達が週末に徳之島で採集してきたサンプルの中から発見しました。

チチブモドキはイシマキガイやイボアヤカワニナなどの巻貝をよく食べています。
消化管内容物のメインは貝殻なほどで、どう考えても肛門からは出せない大きさのものが多いので、貝殻は口から吐き出しているに違いないと考え、論文にもそう書きました。

しかし、この写真では肛門が破れそうなほどの貝殻を排泄しようとしています。

口から出すところを見たいと思い、水槽にチチブモドキを入れ、イシマキガイを大量に入れたりしたこともありました。でも、水槽内に貝殻が増えていくばかりで、食べる瞬間も、出す瞬間も見たことがありませんでした。

実は、結構な大きさの貝殻でもお尻から出せるのかもしれません。
口から出すこともあるのか気になるところです。

しかもこんなトゲのある貝を食べて、一生のうちに何度も肛門を怪我しているにちがいない。

ちなみに、この個体の標準体長は39 mm、肛門に詰まっている部分の貝殻の経は3.9 mm。
肛門を体長の10分の1の幅まで広げられることになります。

チチブモドキはすごい魚ですね ミ☆


こんにちは。Web日記初登場のまえだけんです
テンジクカワアナゴが登場したので、書かずにはおれません。

先週、面白い魚が採れました。
これはテンジクカワアナゴの仔魚の頭部です。
下顎の先に黒くて細い突起(以下ヒゲ)が付いています。

海岸で網を曳くと、着底前(浮遊期の末期)のテンジクカワアナゴの仔魚が時々採れます。
この日は珍しく10個体も採れたのですが、ヒゲがあったのは1個体だけ。
普通、テンジクカワアナゴの仔魚の顎にヒゲはないんです。
でも、ヒゲの根元のような微妙な突起を持った仔魚がたまに採れるので、若い頃にはもっと長いヒゲがあって、接岸するころには消失するに違いないと思い、論文にもそう書きました。見たことはなかったのですが。

そして、ついに、ヒゲのある仔魚が採れたのです。
ヒゲは0.6 mm(標準体長は16.4 mm)。これでももう壊れかけているので、沖にいる頃にはもっとしっかりしたヒゲがあるのかもしれません。いつか、そんな若い仔魚の姿を見てみたいものです。このヒゲにはいったいどんな役割があるのでしょうか?

ミミズハゼくんの飼育プロジェクトが成功していれば、ヒゲの生えた仔魚が水槽中を泳ぎ回っているはずでしたが、、、。

テンジクカワアナゴはすばらしい魚ですね ミ☆


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