琉球大学立原研究室の愉快な仲間達による日々の記録★ミ
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こんにちは!J・Bです.
最近,日記の更新頻度が徐々に上がってきているようなので嬉しく思っております. さて,昨日はいつもの泡瀬,与那城漁港ではなくて,読谷村にある都屋漁港に行ってきました. ひょんなことから友人に「大型定置網の漁船に乗せてもらうんだけど,一緒に行かない?」と誘われ,早朝5時から定置網の水揚げ作業とセリを見学してきました. (↑都屋漁港を出発する定置船.大型の母船と小型船の2艘で操業します) 漁港には6時半頃到着し,7時ごろ出港.漁港から15分ほどで,定置に到着しました.水深はおよそ50 mだそうです.定置網の操業風景を見るのは今回が初めてで,一体どんな仕掛けになっているんだろう,と友人とああだこうだと議論をしていると,網はどんどん小さくなり,だんだんと漁獲物が見えてきました. (↑母船と小型船の2隻で網を絞っていきます) まず最初に船に揚ってきたのはカマスサワラ.痙攣するように甲板で暴れていました. その後グルクマ,ウマヅラアジ,ヤマトミズン,スマなどの銀色系の魚,ハマフエフキやホウライヒメジといったサンゴ礁性の魚,それからマダラトビエイやウミガメといった意外な獲物も網に入っていました. (↑水揚げ最終段階.魚たちは混沌混乱阿鼻叫喚!!) (↑ウミガメ.3頭も網にかかりました.) 捕獲したウミガメはその後放流されていました.尻尾を切られたトビエイは何故か甲板に放置されていました.セリに出さないのならばそのまま逃がしてあげればいいのに,と思っていると,突然出産をはじめ,2頭の赤ちゃんを産み落とし,絶命しました・・・ (↑マダラトビエイの赤ちゃん) 2頭の赤ちゃんは生きており,泳げそうな感じだったので海に放流されました.無事生き延びているのでしょうか?それにしても,死ぬ直前に新しい生命を産み落として力尽きたお母さんトビエイの生命力には感動しました. その後,帰港してセリを見学し,都屋漁港名物の揚げたて天ぷらを食べて帰ってきました.沖縄の天ぷらは総じて衣が厚く,本土のいわゆる天ぷらとは少し違った趣の食い物なのですが,揚げたてのイカゲソ天とモズク天はとても美味しかったです.これは是非とも再び都屋漁港に来なくては,と心に決めたJ・Bでありました. PR
↓まえだけん氏撮影
久々の日記,振り返れば7月7日ぶりです.燕ボコボコさんのご指摘が否めないミミズハゼです.西表に行くことが決まったとき,今回の魚類学会は,もう間に合わないと真剣に思いましたが,無事に終えることができてホッとしました. 今回,僕は,ヨシノボリについて発表しました.僕がヨシノボリをやろうと思ったのは,“ヨシノボリの仔魚は,本当に見分けられないのか?”という疑問と,なにより,“沖縄の両側回遊性ヨシノボリは,浮遊期が違う?”説をもう一度検証するためでした.これらの問題を明らかにするためには,3種を同時に,しかもほとんど同じ条件下で飼育することが重要です.そして,それができる(そんなことやろうと考える)のは,自分しかいないと我が身を奮い立たせたのが事の発端でした.愛媛に行くならヨシノボリしかないとも思っていましたが・・・. まず,最初の疑問について,やはり,野外で採集したヨシノボリ属仔魚を種レベルまで落とすのは難しそうです.が,種間で若干の違いが見られることが明らかになりました.この違いが普遍的なものであるならば,彼らの初期生活史戦略を明らかにする大きな手がかりになると思っています. そして,2つ目の疑問について,やはり,ヨシノボリの浮遊期は,沖縄においてもあまり大きな違いは見られないのでしょう.ですが,こんなことを考察(妄想)してみます. ヨシノボリの仔魚は,かなりの大食い(?)なので,小さな容器で飼育すると餌がないという状況になりやすい.それでも,ヨシノボリの仔魚は,なかなか死なず,餌が少ない条件下で成長を遅らせて生きていることができる.その結果,浮遊期が倍近く伸びてしまうことがある・・・のかも.ちなみに,野外において,ヨシノボリの浮遊期は,結構ばらつくらしいです.何か関係があるのでしょうか? 遡上実験の装置は,私とひろし,よしおの3人で考案しました.文殊の知恵ですね.S瀬さんにも評価していただいて光栄です. 最後に,この研究は,ワムシっ子クラブにしかできません.君も入部しないか
こんにちはJ・Bです。今回の日記は、先日愛媛でおこなわれた魚類学会のレポートをしたいと思います。
今回の学会には研究室からOBを含め9名が参加し、皆口頭やポスター発表をしました。また、先生もアユのシンポジウムで発表をなさっていました。僕も拙いながら口頭発表をさせていただきました。 (↑会場となった愛媛大学城北キャンパス入り口にて) 今回の学会では、「沖縄島におけるヒトスジタマガシラの性転換」というタイトルで発表したのですが、発表時間も遅く、こんなマイナーで人気のなさそうな魚の発表なので、誰も聞きに来てくれないだろうと思っていたのですが、意外と多くの人が聞きに来てくださって、発表が終わった後には、「面白かったよ」と声をかけてくださる方もいて、研究に対するモチベーションが非常に高まりました。 (↑会場前にてハゼの大親分と) また、初日の発表終了後におこなわれた懇親会では、当研究室HPとリンクしていただいている高知大学ジャコ研の学生さん達に声をかけて頂き、研究室間の親睦を深めました。最初呼び止められたときは、 「ジューマーさんですよね?」 といきなり言われたのでちょっとびっくりしましたが、いつも拝読させていただいているジャコ研日記のやぎさんだ、と気付き、何だか芸能人と会っているような気分でお話させていただきました。 その後、何度かジャコ研の方と一緒に飲む機会があり、研究やいろいろな話をしたのですが、分野こそ違うものの、同じ魚類学を志す仲間(先輩)を得た気がして、とても心強く感じました。また、僕の研究に対する姿勢などにもいろいろと助言を頂きました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 (↑松山城のロープウェイ乗り場の前にて) 学会の合間には、みんなで高知城や道後温泉にも行ってきました。高知城から見る眺めはなかなかよく、瀬戸内の美味しそうな(?)海を見渡すことができました。 (↑水辺とあらばすぐに集まる奇妙な集団) 松山城を見学した後はみんなで道後温泉に行き、足湯に浸かりました。その後、僕とネズミ男先輩と本部長と道後温泉本館でサッパリし、その後の懇親会で美味しく地ビールを頂きました。 それにしても、今回の学会は多くの方と知り合え、多くの魚を食い、多くの酒を飲み、実に実りの多いものになりました。さて、モチベーションも上がったことだし、仕事頑張るぞ~☆ミ
こんにちはJ・Bです!
実はワタクシ、9月1日から今日まで三宅島に行ってきました。 三宅島といえば、2000年の大噴火や、故ジャック・モイヤー先生がいらっしゃったことで有名です。また、バードアイランドと言われるほど野鳥が多いことでも知られており、三宅に行く飛行機には「アカコッコ」の写真が貼られていました。 天気予報では旅行日程中ずっと雨のマークでしたが、何故か毎日快晴で、美しい景色、夜には満天の星空を見ることができました! さて、そんな三宅島で何をしてきたかというと、ダイビングとドルフィンスイムを体験してきました!! 沖縄以外でスクーバ潜水をするのは初めてだったのですが、三宅の海には、普段沖縄で見ることのできない美味しそうな魚たち(イサキ、カンパチ、タカベ、ブダイ、イシダイ)がたっくさん泳いでいました!また、沖縄でも普通に見ることができるコロダイやハマフエフキ、ニザダイ、アカハタなんかもいて、意外な場所でばったり旧友と再会したような感覚を覚えました。ただ、アカハタなんかは沖縄よりもサイズが大きくて、マハタ属らしく悠然と泳いでいました。そしてみんな美味しそうでした(笑)。 そして旅行の3日目には念願の野生のイルカとご対面!!ドルフィンスイムをやるときには、三宅島から船で40分ほどの御蔵島に行きました。島の周りには焼約200頭のイルカが生息しており、船が通ると興味を示して周りに集まってきます。そんな中に飛び込んで、水中から野生のイルカを観察してきたのです!! かのジャック・マイヨールはイルカから泳ぎ方や息の止め方を教わったと言いますが、実際僕もイルカと泳いで何かを得た気がします。僕はロングフィンを履いていたのでガンガン潜り、水中で回転や手を広げたりしてアピールするとイルカ達は「何だこいつ!!」と寄ってきてくれました。そしてイルカの横を泳ぐと、ペースを合わせてくれて一緒に泳いだり、クルクル回転して見せいてくれたりします!中には僕と追っかけっこをしてくれたり、こっちをみて頷くようなしぐさを繰り返して「キューキュー」と鳴いてくる個体もいました。 かなり硬めのロングフィンを使っていたにも関わらず、普段感じる足のダルさも忘れてイルカと戯れまくりました。 そんなわけで、J・Bは遅めの卒業旅行&夏休みを満喫してきました。 さあ、次は魚類学会が待っています!今回充電してきたパワーを振り絞って、また頑張っていきたいと思います!! |
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